未来予想図

子供の頃、雑誌によく

「未来の私たち」、「21世紀の地球」といった

巻頭特集が組まれていた。

 

そこには「未来予想図」として、

クルマが空を飛び、

列車は透明チューブの中を走り、

人々は身体にピッタリ密着した服を着ていた

(↑モジモジ君!? 寒くないのか?)。

 

また別のページでは宇宙空間に、

観覧車の様な宇宙ステーションが浮かび、

(歯磨きの)チューブのような宇宙食を食べていた。

 

あるいは海底に、ドームを繋げた海底都市を築き、

プランクトンから作ったハンバーグが食卓に並んでいた。

 

オカルトブームの頃は、

「どうなる?1999年7月」「氷河期が来る!」とか、

「知能が高い生物が進化して、人間に取って代わる」と云って、

なぜかイルカが光線銃で攻撃してきたり……。

ちなみに最近は、人類滅亡後の地球の覇者は、

陸棲化したイカという、イカがわしい説もある。

 

しかし相変わらず、

クルマは地上を走っているし、

列車もレールの上だ。

2001年に宇宙の旅は出来なかったし、

イルカも攻撃してこない。

1999年7月には大ウソがバレたし、

氷河期どころか温暖化が待ったなしだ(就職氷河期はあったけど)。

……あれから40余年経ちました。

 

※昨年10月のホームページリニューアルから1年。

このブログも好評(?)のうちに、今回50回目を迎えました。

これもご精読、ご声援いただいた皆様のおかげです。

心より御礼申し上げます。

 

来年(2018年)は、創業25年目を迎える節目の年。

混迷の社会情勢の中、この先企業として進むべき道筋――。

30年、40年、そして50年を目指すにあたり、

どの様な“未来予想図”を描くか?

 

まぁ、イルカは攻めて来ないでしょうけど……。

 

 

(懐古爺の瑞鷹)